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楽器の演奏法

 

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1)演奏する前に

 

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〔基本の身体の状態〕

楽器を演奏するに当たって 実際に楽器を手に持ったり 楽器に向き合ったりする前の 基本の身体の状態というものがあります。(あるいは楽器無しで歌う場合にも同様です)

@身体全体の力が抜けている

A身体全体の重心が下にある

B丹田が身体の中心

 

@「身体全体の力が抜けている」とは 余計な緊張が無いということでもあります。楽器を演奏するということは 常に(一部であれ全体であれ)身体を動かすということですが すでに緊張している状態からでは自由には動かせません。弛緩状態が動きの出発点になります。

 

A「身体全体の重心が下にある」とは すなわち身体全体の力が抜けていれば自然と重心は下に落ちているということです。そして その重みは地球の中心に向かっています。

 

B丹田とは 臍の8〜10cm下の部分のことです。これは日本では昔から身体の中心とされてきました。「丹田が身体の中心」とは 身体の動きが丹田を中心としている あるいは丹田が意識の中心となっている ということです。

 

上記三つが統合された状態が 脳波がα(アルファ)波になっている状態であり かつ「氣」が出ている状態であり 宇宙エネルギーを取り入れやすい状態です。そしてこれが 楽器を演奏するに当たっての身体の基本状態です。ですから 演奏している時にはいつでもこの状態である ということです。つまりは 無意識の内にいつでもこの状態であるようにする ということです。演奏の練習の時には 随時この状態であるかを確認しましょう。

 

〔基本の身体の姿勢〕

基本の身体の状態と共に 更にもう一つ 身体の姿勢の基本があります。

@首(頭部)をやや左に傾ける

A顎を引く

B胸を開く

C上半身をやや右に捻る

D両足を肩幅に開いて立ち 体重をやや右足に掛ける

 

これが楽器を奏でるに当たっての基本の身体の姿勢ですが なぜそうなのかの理由は後の項で説明します。

 

〔基本の身体の向き〕

南向きです。この理由は後の項で説明します。

 

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