〔水と夢の躍り〕
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ここに掲載した文章は
曲集〔 水と夢の躍り 〕の映像作品において
音楽に添えられたものです。
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《予感》
頭の中で感じるような胸の奥で感じるような
五感で感じるのとは違う 何か
それは 予感
頭の中でささやくような
胸の奥でささやくような
声ではないささやき
予感 それは
願望とは違う
期待とも違う
夢想とも違う
幻想とも違う
どこかからやって来る
どこかから私へと届けられる
何か 喜びが起きるような予感
それは 不可視の光として私のところにやって来る
その光が 私の頭へ 胸へと滲み込む
実態があるようで 無いような
実態が無いようで あるような
何かが現実に起きそうな 予感
何か 喜びが起きるような
夢心地のような予感
私はそれを 現実として
受け止めることができるだろうか?
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《夢心地》
頭の中で考えているようで 考えていないような身体があるようで 無いような
夢心地 それは 夢のような心地
だけれど 心地良い夢でもあるような
心が フワフワと漂うような
でも 心が 一つの淡い色に染まっているような
光がキラキラと舞い降りてくるような
煌きが宙を漂っているような
頭の中で生まれた夢想が
身体の周りにまで膨らんでいくような
いや 夢が私の方へとやってきたのだ
私の心は その夢の色に染まり
夢を受け取る意識が 広がっていったのだ
現実って何だろう
今 この夢心地が私の現実
私にとっての 本当の世界
誰にも邪魔されない…
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《水の記憶》
記憶とは 情報の蓄積私たちの記憶は 脳の中の水分に蓄積されている
そしてまた 身体の中のそれぞれの細胞の水分にも記録されている
そう 私たちの記憶とは 水の記憶
地球はたくさんの水で覆われている
空に浮かぶ雲もまた水分
それらの全てが記録媒体
情報が記録されているのは 水の中の電子
そして 電子は情報の伝達も担っている
宇宙とは電磁波の世界
様々な電磁波の集合体が宇宙
宇宙全体が 情報を蓄積し 伝達する
水の記憶 それは 宇宙全体の記憶へと繋がっている
水の記憶
それは 私たち一人ひとりの記憶から
地球の記憶 宇宙の記憶へと繋がっている
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《水と夢の躍り》
夢が躍る私の頭の中で 私の胸の中で
湧き出た夢が クルクルと躍る
まるで 水の動きのように
水の流れもまた躍る
波立つ水が ユラユラと躍る
水が夢を見ているのだろうか
水の夢がユラユラと躍っているかのように
その夢が空中に広がっていくかのように
キラキラと光を放つ
止まっているものは 何も無い
全てが生き活きと動き
全てが煌きを放つ
水は動き
動きは生命
生命は躍り
夢も躍る
私の夢も 躍り続ける
そして 宙に舞い上がり
果てしなき宇宙の中に溶け込んでいく
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《夕べの思い~果てしなき夢》
日が沈みゆく夕刻水面に揺れる夕日が 黄金の煌きを放つ
夕日も水面も 私の心を映し出す鏡のようだ
夕日も それを映す水面も 私の心の想いを解き放ち
果てしなき世界へと私を誘い入れる
この世で私たちは たくさんのものに縛られて生きている
心の中の想いまでもが たくさんのものに縛られて生きている
寝ている時の夢と 起きている時の夢想は 何が違うんだろう?
共に 時空を越えた世界
共に 時空に囚われ無い世界
想いの広がりは 無限
物質の制限の無い夢と同様に
それは 果てしなき世界
夕日を通して 私の想いは宇宙へと広がってゆく
夕日 それは果てしなき夢への入り口
静々と 厳かに 水平線に沈み行く夕日
あぁ
なんて雄大なんだろう
なんて輝かしいんだろう
なんて神々しいんだろう
それを見つめる私の心の中に ハラハラと涙が流れる
その涙は 天から降る雫
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《天から降る雫》
夢は 頭の中で生まれるのだろうか?自分の頭が 夢を作り出しているのだろうか?
いや 自分で作り出していのではなく
なんとなく出てくる なんとなくやって来るように思える
どこから出てくるのだろう?
どこからやって来るのだろう?
あぁ
夢は 寝ている時に天から滴る雫
天からの滴りを 受け止めているのだ
受け止めた 一滴二滴を 目覚めた時に 夢の断片として覚えている
夢とは 睡眠中に魂が霊界で活動している その様子を見たもの
私たちは 夢という海の中を泳いでいるのだ
全ての存在は 霊界の中に居るのだから
夢を見るのではない
夢の中に居るのだ
だから 体験しているという実感があるのだ
でも 目覚めた時には 夢の断片しか覚えていない
あたかも 数滴の雫を受け止めただけかのように
夢という海の中を泳いでいる その体験を
天から滴る雫のように受け止めている
夢は 天からの贈りもの
私たちの存在そのものもまた
霊界からの贈りもの
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《微笑みの渦》
世の中が 微笑みの渦だったら… どんなに素晴しいだろう空気が目には見えないように 人の気持ちも目には見えない
でも 人は空気を感じるように 気持ちもまた感じ取れる
大勢の人の気持ちは 動きとなり 流れとなり 渦となる
もし その気持ちが喜びだったら その気持ちが祝福だったら
その人々の気持ちが 漣となり より多くの人の気持ちを誘い込む
喜びの微笑み 祝福の微笑み 微笑みが広がっていく
そうやって 世の中は微笑みの渦となる
微笑みの渦は 歓びも 楽しさも 嬉しさも巻き込んでゆく
一人ひとりの心に生まれた気持ちが 周りに広がり
世の中へと広がり たくさんの人に伝播していく
微笑みの渦は 歓びや 楽しさや 嬉しさを生み出していく
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