サンタクロースって 本当にいるの?

「サンタクロースって 本当にいるの?」 と疑問を持った子供たちのために
そう子供に訊かれて困った親のために
昔 子供だった時にそう疑問に思ったことのある大人のために



今年もクリスマスがやってきました。
毎年毎年 世界各地でクリスマスが祝われ
そして世界各地でサンタクロースが子供たちへと贈り物を運んで行きます。
子供たちは 小さい頃には純真に サンタクロースの存在を
サンタクロースが自分の家にも贈り物を持って来てくれることを信じています。
そして クリスマスの朝に 枕元に贈り物を見付けて
「本当に来てくれたんだ」と 喜びます。

しかし 大きくなるにつれて だんだんと
「本当にサンタクロースっているの?」と思い始めます。
学校の友達が「サンタさんなんていないよ」と言っていた。
それじゃあ 町で見かけるサンタクロース(の姿をした人)は
本当にサンタさんなんだろうか・・・? と。
自分のところに贈り物を持ってきてくれるのは
本当にサンタさんなんだろうか・・・? と。

そして そう疑問に感じ始めた子供は 親に尋ねます。
「サンタクロースって 本当にいるの?」

そう訊かれた時に 親はどう答えるのでしょうか? 
この文章は 子供にそう訊かれて困った親のために書かれています。
そして そう疑問に思った子供たちのために書かれています。
そして 昔子供だった頃にそう疑問に思った 大人たちのために書かれています。

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「パパ ママ サンタクロースって本当にいるの?
本当に私のところに贈り物を持ってくるのはサンタさんなの?
学校で友達が サンタさんはいないって言っていたよ。
今まで贈り物を持って来てくれたのはサンタさんじゃないの?」

「○○ちゃん。友達がそう言ってたのかい。
じゃあ ○○ちゃんはどう思う? サンタさんはいると思う? いないと思う?」

「分からない・・・。」

「いままで クリスマスの度に ○○ちゃんは贈り物をもらったよね。
あれはサンタさんからのものじゃなかったのかな?」

「・・・」

「いいかい ○○ちゃん。よーく聞いてね。これはとっても大事なことだからね。
お友達が サンタクロースはいないって言ったんだね。
でも ○○ちゃんはクリスマスの度に贈り物をもらったよね。
あれは一体誰がくれたんだろう? 

○○ちゃんは 子供から大人になるって どういうことだと思う?
○○ちゃんはどんどん大きくなっているでしょう。
そして 大人になるでしょう。
子供と大人って 何が違うんだろうね。身体の大きさかな?
大人はお仕事をするけれど 子供はしないっていうことかな?

それだけじゃあないんだね。
子供は ○○ちゃんもそうだけど
必要なものは何でもお父さんやお母さんにもらっているでしょう。
食べるものでも 着るものでも 遊ぶものでも 学校で使うものでも
何でも お父さんやお母さんに買ってもらっているでしょう。
それに ご飯とかも作ってもらっているでしょう。
出来ないことがあったらば 頼んで代わりにしてもらっているでしょう。

つまり 大人は「あげる人」で 子供は「もらう人」なんだね。
子供から大人になるっていうことは もらう人からあげる人になるっていうことなんだ。

○○ちゃんは 今までクリスマスの度に贈り物をもらったよね。
クリスマスって なんだろうね?

クリスマスっていうのは もともとは イエス・キリストの誕生日を祝うものなんだ。
でも 日本ではキリストの教えを信じている人はとても少ないんだ。
ヨーロッパだって 教会に行く人はほとんどいないんだ。
それなのに どうして世界中でクリスマスなんだろうね。

クリスマスは もともとは キリストの誕生日を祝うものだったけれど
今はそう思っている人はほとんどいないんだ。
でも クリスマスは みんなで贈り物を贈り合うよね。
みんなで御馳走を食べるよね。

クリスマスというのを使って 誰でもが身の回りの人に
「大切に思っている」という気持ちを 贈り物にして渡しているんだよ。
みんなで美味しい御馳走を食べることで「大切にし合っている」
っていうことを一緒に感じているんだよ。
一年に一回の みんなでそうするチャンスが クリスマスなんだ。
今までのクリスマスで ○○ちゃんがもらった贈り物は
あれはサンタクロースが持ってきてくれたのかな?
実は パパやママが買って来たものなんだ。
クリスマスの贈り物として ○○ちゃんを大切に思っているよ
とっても可愛いよ っていうパパとママの気持ちをあげているんだよ。
サンタクロースっていうのはね 誰か一人の人のことじゃあないんだ。
白い髭を長く生やして赤い服を着たおじさんがサンタクロースなんじゃあないんだ。
誰でもが 身の回りの人のことを大切に思って
その気持ちを贈り物にしてあげられるんだよ っていうことを
一年に一回知らせてくれるのが サンタさんの格好をした人たちなんだ。
本当は 誰でもサンタさんなんだよ。みんながサンタさんなんだ。
大人になるっていうことは あげる人になるっていうこと。
つまり 大人になるっていうことは サンタさんになるっていうことなんだ。

家族のことを大切に思って お友達のことを大切に思って 出来ることをしてあげる。
家族や友達だけじゃあないよ。近所の人にでも 知らない人にでも 親切にしてあげる。
困っている人がいたら助けてあげる。
それが 大人になるっていうこと サンタクロースになるっていうことなんだ。
○○ちゃんは 今日このことを知ってしまったから
きょうから○○ちゃんもサンタクロースの一人なんだよ。
○○ちゃん サンタクロースの仲間に入れるよね?」


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