コントラバスの演奏法
先ずは「楽器の演奏法」をお読みください。
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0)初めに
コントラバスは 西洋のオーケストラで使われる楽器としては最大のものです。 楽器が大きいと 演奏が困難です。そして 表現の幅が狭くなります。 それがために多くのコントラバス奏者が 一所懸命にコントラバスを演奏していて しかし「音楽を奏でる」ということをしていません。 コントラバス奏者であることよりも 先ずは音楽家であることを目指すべきです。 (ですので 他の楽器も弾ける方が有利です。)
もしも 音楽家では無いコントラバス奏者が教師として生徒を教えると その生徒も音楽家では無いコントラバス奏者にしかなりません。 その連鎖にしかならないのです。ですから 楽器の演奏法を学ぶのと並行して 音楽をも学ぶことを忘れないようにしましょう。
人それぞれで体型や体格が違います。ということは エネルギーの流れ方も違います。 男女でもエネルギーの流れは違っています。 ですから 誰にでも適用できる型はありません。 以下に挙げた様々な可能性の中から「自分に適したやり方」を見付けてください。 (すなわち それぞれの生徒が「自分に適したやり方」を見付ける手伝いをできるのが優れた教師の条件の一つです。)
楽器を演奏する場合に 楽器に身体を合わせる人が(特に 楽器が大きいコントラバスでは)多く見受けられますけれども 身体に楽器を合わせます。 楽器が主で 身体が従ではありません。身体が主で 楽器が従なのです。
練習の基本は「コツ」を掴むことと 余計なことはしない という二点です。 コツを掴まずに幾度も繰り返しても無意味です。 すでにできるようになった事を幾度も繰り返すのも無駄です。
【目次】
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〔立奏と座奏〕 〔三点支持〕 |
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〔ドイツ式とフランス式〕 〔ドイツ式弓の持ち方〕 〔コツ〕 〔練習〕 〔上下動の練習〕 〔左右動の練習〕 〔弓を弦に乗せる練習〕 〔腕の重みを乗せる練習〕 〔弓が弦に当たる位置〕 〔音の初め〕〔音の終わり〕 〔表情〕 |
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〔弦の押さえ方〕 〔ポジションの移動〕 〔ヴィブラートのかけ方〕 |
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〔独奏〕 |
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〔合奏の基礎〕 〔発音のタイミング〕 〔全体を聴く〕 〔オーケストラの首席奏者〕 |