ベルギーの七大至宝
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《概要》
「ベルギーの七大至宝」とは ベルギー政府文化省によって 1970年代に制定されたもので
ベルギー国内の(ベルギー王国となる以前のベルギー人の祖先が作り出した)
美術史における最も素晴しい作品として 七つを選んだものです。
(ここでは「至宝」と訳していますが オランダ語の直訳では「素晴しい七つ」
フランス語の直訳では「不思議な七つ」となります。)
多民族/多言語/多文化国家であるベルギーにおける 政治的/文化的(=言語的)均衡を図るために
フランダースから三つ ワロンから三つ ブリュッセルから 一つが選ばれました。
また 時代的/様式的にも 偏りが無いように配分が計られています。
かつ それらは 金属製品が三つ (板絵)絵画作品が三つ (立体)絵画作品が一つとなっています。
また これらの七つの内の六つは宗教(=キリスト教)作品です。
これは ベルギー(王国となる以前ですが)の文化的/宗教的な歴史からはごく当然なことです。
これらの作品の注文主は その当時の社会における上流階級に属していました。